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「時間を上手く使う」はファンタジー

あなたには今どんなやりたいこと、やるべきことがありますか?

  • 興味がある〇〇について勉強
  • 目標に向けて〇〇をする
  • 今日の献立なにしよ
  • あのカフェに行ってみたい
  • 寝る前にストレッチしたい
  • 運動習慣もつけたい
  • 電気の上のほこりとり
  • サイズアウトした子どもの服の処分

こんな感じで延々とでてきますよね😅

とにかくなんだか忙しい。
ワクワクと「やらねば」の境界線もあいまい。

それなりに処理してるはずなのに、一向に全体量は減る気配のないリスト。

何かがおかしいぞ?

タスク管理ツール・目新しいライフハック・食材の宅配を取り入れても、食洗機、お掃除ロボ、乾燥機能付き洗濯機、電気調理家電を使っても

時間が増えている、使いこなせている気が全然しないんですけど!思ってたんと違う…。

今やっていることは自分が本当にやるべきことじゃないのでは?他に何かもっとやることがあるんじゃ?という焦りが常にまとわりつく。

過去には後悔と自己嫌悪。未来には不安を抱き「今」を楽しめない。

こんな風に感じることってないですか?

効率を上げるといったキーワードや、タイムマネジメン本に目がなかった私ですが、ある1冊の本を読んで衝撃を受けたんです。

生産性とは罠。

メールの洪水が収まり、やることリストの増殖が止まり、仕事でも家庭でもみんなの期待に応え、締め切りに追われたり怒られたりせず、完璧に効率化された自分が、ついに人生で本当にやるべきことをやりはじめる。

そろそろ認めよう。そんな日は、いつまで待っても、やってこない。

限りある時間の使い方/オリバー・バークマン

なんですと!!??
ガーーーン😨

今日は、一般的なタイムマネジメント本とは一線を画す「限りある時間の使い方」という本についてシェアします。

・常に後悔・不安・焦り
・「今」を楽しめない

に心当たりのある方は、ぜひ最後まで読んでくださいね😊

目次

「自分の人生はものすごく短い」という事実

時間をコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールができなくなるという皮肉。

日が昇るととに起き、生命を維持するため過ごし日の入りとともに寝る。

そんな昔むかしの時代は、特に目新しいことをしなくても後悔したり焦ったりしなかったはずですよね。

でも、今は美味しそうなカフェ、素晴らしい景色、おしゃれな人、面白そうな学び体験、自己価値をもっての他者貢献など、暮らしているだけでも目に入ってきます。

あれもこれも楽しそう
あれもこれも為になりそう
あれもこれも役に立ちそう

でも自分というリソースは一人。

自分も体験できるかも?!という可能性が加速すると、どうしたって自分のキャパシティには収まらないのは当然のこと。

なのに、なぜか時間を上手く使うことができたならそれもできそうな気がどこかでしてしまう。というか、あきらめがつかないと言った方がしっくりくるかも。笑

一般的なタイムマネジメント本は「自分の人生はものすごく短い」=自分のキャパシティには総量があるという現実を認めていない

限りある時間の使い方/オリバー・バークマン

きっといつか時間を使いこなせる自分になれる日がくる…!やっぱりできそうなことは詰め込めるだけ詰め込みたいと無意識に思ってしまう。

でも残念ながら人生の時間はそんなに多くない。

人は平均で何週間生きられると思いますか?

仮に80歳まで生きるとしてたったの4000週間なんです。

私は40代なんで、もう2000週間きってる…!😨
え!ってなりますよね。

そんなに短い人生なのに起こっている深刻な問題は、「今」の道具化です。

絵本をゆっくり読んであげたいけど、早く寝かさないと発育に関わったらいけないしとイライラ寝かせる。

今を楽しもう、今を感じよう。

とても良いことに思えるけれど、結局のところいつかくる「未来」のために「今」を道具になり下げてしまっていたりする。

将来いい思い出に感じてほしいからと旅行を計画したのに、早く準備しとかないからバタバタするんでしょ!と時計ばかりが気になる。

今を感じようとていねいにコーヒーを入れてみたところで、「ていねいな自分に近づいていってるか?」とやっぱり未来への道具にしちゃう。

あと2000週間もないのにー!!

どうすれば手当たり次第の可能性に注意力をそがれながら、「今」を垂れ流すということをしないで済むんでしょうか。

人生には「今」しか存在しない

時間をコントロールできるという幻想を捨てる。

希望を捨てた時、初めて歩みだすことができる。

限りある時間の使い方/オリバー・バークマン

一つを選んだら、その分何かは選べない。
それは敗北ではなく自分自身が選び取った結果なだけ。

必要なもの以外をそぎ落とすことで本質的な価値に注力する「エッセンシャル思考」というものがありますが、それとも違います。

未来への効果の最大化を目指すのではなく、人生はどこまでいっても「今」しかないと降参する。

「今」を道具化して消費しないこと。

いい悪い、好き嫌い、たとえ不快感があったとしても、ただ自分は「今ここにしかいられない」という事実に気付くこと。

私はこれがドーンと響きました。

お皿を洗ってる自分は、いまお皿を洗ってる自分としてのみ存在してる。

他のことができていた自分はパラレルな世界で、現実には存在しない。思いを馳せたところで仕方がない。笑

そう思ってみたら、肩の力が抜けるのを感じたんです。

無駄に肩に力を入れ、「理想の自分が存在するはず」幻想を追い注意力散漫だと、今できる目の前のことですら満足に処理したり味わったりできなくなる。

それってもったいないですよね。

万能ではない自分を受け入れる。
すべてに手を伸ばせない自分を受け入れる。

いい悪い、好き嫌い、たとえ不快感があったとしても、ただ自分は「今ここにしかいられない」という事実を受け入れる。

パラレルな世界は一度だって存在しないのだから、「もっとこう過ごせたかも」と後悔したり、いつかの未来のために道具化したりして「今」を垂れ流すのはお互いにやめましょう。

だって、本当に短い限りある人生ですから。

わたしはこの本を読んでから、今目の前にいる子供の目を見てかわいさをじっくり味わえることが増えましたよ〜😊

到達不可能な理想を、ようやく捨てることができるのだから。どこまでも効率的で、万能で、傷つくことがなく、完璧に自立した人間になることなど、はじめから無理だったと認めていいのだから。

さあ腕まくりをして、自分にできることに取りかかろう。

限りある時間の使い方/オリバー・バークマン
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