私たちの毎日は、多くの習慣をもとに作られています。
それは、朝家事のルーティンや筋トレ、お菓子をつい食べちゃう…といったことだけでなく、思考の習慣もそう。
この思考の習慣、つまり思考グセによっては人生をよくも悪くも動かしてしまうんですね。
「毎日イライラしてばっかり!」
「だって子供が言うことをきかないから」
「(夫)何回言ったらなおしてくれるの?!」
これらが思考グセによるものだったとしたら?
歯磨きすることを今さら意識することがないように、いつの間にかついてしまった悪い思考グセも気づかなければずっとそのままです。
もしかすると、あなたも知らないうちに大切なあなた自身(脳や心)をすり減らし続けているかもしれません。
今回は、思考のクセに気付き、軌道修正しようというお話。
正しいところへエネルギーを使うことで、あなたの毎日はあなたの行きたい方向へ向かい始めます。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね^^
自分以外の誰かに自分を機嫌をにぎらせるということ
我が家の小学生の長女の話です。
昨日の夕方、泣いてたんですよね。
妹が「学校ごっこ」をしてくれない、と。
(学校は行けたり行けなかったりなんですが、学校ごっこは大好きな娘。泣)
私が、
「今日はもうやりたくないんじゃない?」
と言うと、
「あと学校ごっこをしたら、(to do)リスト全部マルがつくのに」
と、目に涙をいっぱい溜めて。
このリストというのは、長女なりに家での時間を有意義に過ごそうと思ったのか、手帳を見繕って1日のto do リストを書き始めたもの。
見てみるとその中の一つに「〇〇と学校ごっこ」とある。
私は、
「残念やねぇ。したかったのにねぇ。
でも、〇〇(次女)がその気じゃないなら今日は仕方ないねぇ。
人の気持ちまではわからないから、to do リストは自分だけでできることにしておいた方がいいかもねぇ」
と、抱っこして娘をなだめました。
結果、夜ごはんの後に先ほどの顛末を気まずそうにながめていた妹から「学校ごっこする…」と言ってきて、無事にすることができました。
長女、こういうこと多いんです。
自分は二人でこうしたかったのに
〇〇にこうしてほしかったのに
って。
でも、
- 自分ができることは自分のことだけ
- 自分が変えられるのは自分だけ
子供は感情の生き物だし、変に大人びてなくていいのはもちろんなんですけど。
ただ毎回、イライラしていたり、悲しんでいたり長女も心がしんどそうなんですよね。
なので、できたら少しずつ自分次第で変えられるんだということを知っていってもらえたらなと思い、折にふれ伝え続けています。
私たちは大人だから、自分の機嫌は自分で選べる
娘にはそう言っておきながら、
「そんなん言われても、現に〇〇してくれない夫が悪いんやん」
みたいに、私自身これまで全然納得いってませんでした。笑
でも、今ではこう思うんですよ。
イライラしている時間がもったいない。
違う言い方をすると、その考え方は私にとって何の役に立たない。エネルギーを注ぎ込んだところで不毛でしかない、って。
悟りを開いたわけでも何でもなくて。
20歳になるとか、25歳なるとか、30歳になっちゃうとか、年齢の節目ごとにそれなりに考えてきたわけです。
でも、もう私はアラフォー。
自分の人生で今が一番若いとはいえ、それでもアラフォーです。
不毛な時間を過ごしてるヒマはもうない。そんな余裕ぶっこいてるヒマはない、と。笑
自分というリソース(時間、心、頭)には限りがあります。1日は誰にでも平等に24時間だし、人生の時間でいえばあとどのくらいなのか知ることはできない。
であれば、自分の時間とエネルギーは、自分にとって役立つ方へ使いたいですよね。打算的な意味ではなく純粋に。
イライラしてる時間は言う言葉もトゲっとするし、動きもガサツになります。決していい気分ではありませんから。
「そりゃ、私だってイライラしたくてしてるわけじゃないよ!」
と思うかもしれないですが、(現に私ははっきりそう思ってた)
悲しいかな、「イライラさせられる」「影響を受ける」と選びとっているのはまぎれもなく自分なんです。
自分が選んでると認めるのはちょっと、いや、だいぶん面白くないし面倒臭いですよね^^;
でも、「自分で機嫌を選んでる」と認めないことには、いやな気持ちに簡単に飛び込んじゃう思考グセがついてしまいます。
誰かに、環境にイライラした時こそ自分にできる範囲のことで、自分がしたいことをしてみましょう。
今日の私はクサクサしてたのでさっきまでリビングを掃除、エアコンのフィルターまできれいにしました。
「あんたらどけどけーい!」て言って。笑
私が!きれいにしたかったからした!
スッキリした!家族のためにやったんじゃない!
私がスッキリしたからいいんじゃい!
みたいな。笑 ちょっと投げやり感ありますが。
でも、
「私だけなんでこんな…」
「どれだけ心配させたら気が済むの」
「もうちょっと私の気持ち汲んでよ」
とずっとまわりへまわりへスネ散らかしてたことを思うと、自分自身すごく変わりましたし何倍も毎日がいい方へ流れていますよ^^
自分が変わるって何だか損した気分にならない?
「それだと自分ばっかり損しない?」
と思う人もきっといると思います。ぶっちゃけ私も思ってました。
ところが、違うんです。
- 自分が自分のことをまず責任もって過ごす
- 他人のことよりまず自分を変える
- なりたい方向へ自分が動けることだけ動く
やってみるとわかるんですけど、すんごく気分いいんですよ。清々しいというか。
誰のせいにもしない毎日は、空気が淀む頻度が少ない。
そして、ほんの少しの変化でも自分で起こせたら、「私が人生動かしてるんだ」という自己効力感も育っていきます。
他人にとらせていた舵を、自分に戻すんです。
そうなるとさらに好循環で、「変わってくれないかな」と思ってたあれこれが、わりとどうでもよくなってくるんですね。自分が変われることが楽しくて^^
揶揄する意味として使われる「意識高い系」ですが、いいじゃないですか、高いなら。
“系”にとどまらず本当に自分のこと高めるだけ高めていって、環境やまわりの人に「変わってくれないかな」なんてケチくさいこと思わず、自分のためだけにその高めた意識を使ってきましょう。
おわりに
環境や人から受けるイライラやネガティブな感情は、そうそうなくなることはないですよね。絶対にあります、家族とか特に。笑
でも、そこはキッパリと主導権にぎっていきましょう!
まわりから迫ってくるネガティブ感情で「あ、きたな」と思ったら、
エネルギーは人ではなく、私を変えるために大事に使う
ということを、頭の片隅でも思い出してくださいね。
あなたの大事な人生、ぜひエネルギーはとことん自己中に使ってくださいね^^
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