こんな経験ないですか?
子どもを迎えに行って知り合いのママさんに会ったとき、
ゴミ出しに行く道中でご近所さんに出くわしたとき、
相手の存在に気付いてるのに気付かないふりしちゃったこと。
または、子ども関連やその他でもいいんですけど
グループラインや集まりで誰かの呼びかけがあっても、なかなか誰も返答しない時。
誰かが進行してくれー!と思いながら、
周りの様子を伺ってひたすら黙っていたこと。
私はものすごーーくたくさん経験があります。笑
でも、これすべて逆にして
行動を「先出し」するとものすごーく人間関係がうまくいくんです。
好かれるし、信頼もされます。
打算的な提案ではなく、ちゃんと根拠があるので、
人間関係が好転、そして自分自身の気が楽になる(これ重要!)
「先出しのすすめ」
について今日はお話しますね。
みんな「安心」と「承認」がほしい
近所の人に会ったとき、ママさんの集まる場に行ったとき
できたら向こうから話しかけたり、あいさつしてくれたら嬉しいですよね。
本当はとっくに視界の隅でとらえてるのに、
「あぁ!」とか言ってあたかも今気付いたみたいに挨拶を返したりして。笑
でも、それは相手も同じ思いである場合がほとんどです。
なぜなら、人は「安心」と「承認」がほしいから。
フロイトを始めたくさんの心理学者が
人間のあらゆる行動の動機として、他の人から認められたい=承認欲求がある
と言っています。
人と関わりながら生きる人間としての本能なんですね。
そして、「安心」を感じられない場所に危険を感じるのもまた本能です。
今でこそ猛獣に襲われることはないですが、それでも自分に大して高圧的な人、無視する人がいる場で「安心」なんてとても感じることができません。
(働いていた頃パワハラ上司がいるだけで生命が脅かされる感じがあった 涙)
人は自分を承認してくれる人、
つまり自分を価値ある存在だと感じさせてくれる(=自己重要感)人を好きになり、心を開いて信頼する傾向にあります。
相手を自分に置き換えて考えると想像しやすいです。
どちらに心を開きやすいですか?
- 「それいいね!」と自分のいいところをすぐ伝えてくれる人
- 自分の悪いところばかり指摘してくる人
どちらに親近感を抱きやすいでしょう?
- 輪に入りきれてない時に話をふってくれる人
- 自分の存在を完全無視する人
どう考えても自分を認めてくれる人に好意をもつのが自然ですよね😊
先出しするのが大事な理由
だから、相手にそうやって接してほしいんだよー!
と思いますよね。というか、私はずっと思ってました。
ですが、それは自分でどうにかできることでしょうか?
残念ながら相手を操ることはできませんよね😅
「あいさつしてくれるかな?」
「うまく場を切り抜けられるかな」
と相手に委ねている限り、不安は続いていくことになります。
一方、相手も同じように「安心」と「承認」を求める1人の人間だと理解すること。
これなら、自分がコントロールできる事柄です。
本当にここ気にしいさんにとって重要なポイント!
自分がコントロールできる事柄のみに注目する
自分が能動的に相手をわかろうとすればするほど、
他者に先出しすることがどんどん腑に落ちてきます。
その結果、相手からすると
「安心」と「承認」をくれる人に、好意をもつのはごく自然なこと。
これは「インサイド・アウト」というアプローチで、
自分が先に変わることで人間関係に影響を与えることができるというわけです。
相手に「安心」と「承認」が届いた様は本当に目に見えてわかるので、
自分もすごく嬉しくなってきますよ。
「先出し」に会話のスキルは必要なし
話題を広げたり、上手な会話は必要ありません。
ただ、相手も「安心」や「承認」がほしい存在と自分から理解してふるまってみること。
これがわかってから、私はものすごく肩の力が抜けました。
会話が続かなくてもいい、そこが大事じゃないんだーって。
もちろんすべてを相手に合わせる必要もまったくありません。
それからの私は
ゴミ出しに行く時に、ご近所さんが掃き掃除していてこちらに気付いていなくても、
背中から「おはようございます」と声をかけたり
幼稚園のお迎えで知り合いのママさんがいたら、
こちらから「お疲れさまです〜」と声をかけるようになりました。
ポイントは思いっきり笑顔で。
簡単に「安心」を伝えられる笑顔のコツは、目を細めることを意識すること。
クシャって感じです。目だけで、関根勤さんのあの笑顔を表現です。笑 これ本当におすすめ。
緊張した自分の気持ちもほぐれます。
というわけで、人間の欲求にもとづいた「先出し」のすすめでした。
「どう思われるだろう?」とか
コントロールできないことを思う不毛な時間を物理的に減らせるので、本当に気が楽になりますよ♪
そして、あなたへの反応も好意的なものに変わってきます。
よかったらぜひ「先出し」をしてみてくださいね。
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